憲法、憲法判例、憲法学習法

憲法はやさしい?

憲法はやさしい?

小学校、中学校、高校と、私たちは日本国憲法に触れてきています。

主権在民*1
基本的人権の尊重
平和主義

さらには、

三権分立、議院内閣制、地方自治、公共の福祉などなど

憲法の教科書を開いた時、目に入ってくる用語の多くが、
すでに知っている、
あるいは、知っているつもりのものです。

目新しい用語が盛り沢山の
民法や刑法、あるいは会社法などと比べ、
なんて易しそうに思えることでしょう。

しかし、実際には、憲法を得意としている人は少ないのです。

「憲法は入りやすく、大成しがたい」
これは、故清宮四郎先生*2の名言です。

憲法条文の背後に

よく知っているはずの用語、馴染み深い言葉の背景には、
実は、人類の多年にわたる叡智があります。

世界史を学んだ方はよくご存知でしょうが、
私たちが当たり前に思っている人権、という考え方も
歴史的には、当たり前でもなんでもないのです。

憲法の条文一つ一つの背景には、
長い歴史、
無数の人々の想い、
そして人類の叡智が
積み重なっているのです。

生きた社会とのかかわり

同時に、社会の現実の中で、
憲法を解釈する営みも積み重ねられてきました。
生きた社会とのかかわりが
憲法の特徴でもあります。

もちろん、社会とのかかわりがあることは、
憲法だけではなく、民法でも会社法でも同じです。
今、ここにある社会の生の現実がせめぎあう場が、
法であり、また、その解釈です。

しかし、憲法は、価値の体系であるため、
より生々しい政治に近く、
時に、ある意味の胡散臭さがあるほどです。

 憲法の奥深さ

このように奥深い憲法ですから、
一見簡単に見える憲法の条文でも、
表面的な文言をなぞるのではなく、
それを本当に理解しようとすることは、
実は、それほど易しいことではないのです。

ですが、逆に、その奥深さこそが、
憲法の面白さ
でもあるのです。

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*1 私が小学校のころは、国民主権よりも、主権在民という言い方が一般的でした。もちろん、当時、私は、この二つの違いを意識はしていませんでしたが。
*2 宮沢俊義先生と並び称される戦後憲法学の主導者。この二人に芦部信喜先生を加えた三人が、憲法学の3大巨星。もちろん、その他にも、小林直樹先生や伊藤正己先生などの、戦後の代表的な先生がいらっしゃいます。

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