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憲法11条

憲法11条

第十一条【基本的人権の享有と性質】
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

本条は、97条とともに、基本的人権という言葉を使っています。

基本的人権の前国家的性質

本条の「すべての基本的人権の享有を妨げられない」という表現は、基本的人権の前国家的性質を述べたものといわれます。つまり、国家以前から個人としてもともと持っている権利であるという理解を示しています。これは、後段の「与へられる」という言葉が、天や自然から与えられたものとして規定されていることとともに、自然権的な人権思想に基づくものです。

基本的人権の永久・不可侵性

一方、本条と97条はともに、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」としています。これは、憲法改正によっても、基本的人権を侵害することはできないという意味と考えられています。

本条の意義

本条は、憲法によって基本的人権を保障することの意味を述べており、第3章の人権条項各項目の解釈運用の指針となるものです。本条規定からだけでは、実定法上の効果は生じないという考えが有力ですが、憲法改正の限界を示す条項として、独自の法的意味があるとも考えられています。

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