憲法、憲法判例、憲法学習法

憲法4条

憲法条文

憲法4条
(1)天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。 
(2)天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。

憲法3条と4条の関係についてはこちら

(1)本条は、天皇が、憲法に列挙された国事行為のみを行うことができ、政治に影響を与えるような「国政に関する」行為を行えないことを規定しています。これは、1条における「象徴」という地位に対応しています。

(2)天皇が個人としての私的な資格で行為を行うことは当然禁止されません。ただし、天皇の地位の特殊性から、この私的な行為についても制約がありえます。

(3)国事行為と私的行為以外の行為類型が存在するかが問題となります。

具体的には、国内巡幸、国会開会の際のおことば、外国の国家儀礼への出席などをどのように理解するかが問題になるわけです。

1)これらの行為を違憲とする立場

純粋な私的行為でもなく、国事行為でもない行為を天皇が行うことを認めない立場です。上記の行為は、事実行為ではあるものの、重大な政治的影響があることを根拠とします。

2)これらの行為を国事行為と考える立場

国事行為を以外を天皇がすることはできないとしつつ、おことばを「儀式を行う」(7条10号)に含める、など、上の行為を国事行為に吸収して考えます。。

3)第三の行為類型を認める立場
①象徴としての行為説
憲法は天皇に象徴にふさわしい行為を期待しているとするもの。

②公人的行為説
一般に機関を組織する者は、法令所定行為以外に、公的な一定の行為ができるとし、憲法4条は、国の機関としての行為を限定したもので、公人としての行為は可能であるとする説です。

(4)国事行為に関する委任も、国事行為です。

powered by QHM 6.0.4 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional