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憲法5条

憲法条文

憲法第5条
皇室典範の定めるところにより、摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。

(1)本条は摂政を規定します。
これに対し、憲法4条2項は、臨時代行の規定でした。
(「天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。」)

(2)違いを確認しましょう。
4条2項の臨時代行は「法律の定めるところ」(具体的には、「国事行為の臨時代行に関する法律」)と規定されています。
一方、本条の摂政は、「皇室典範の定めるところ」と規定され、皇室典範16条により、皇室会議の判定で設置されます。

(3)4条の準用について

本条は、4条2項を準用していませんので、摂政が国事行為を再委任することは認めらません。

準用されている「前条第一項」は、第4条1項
「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」

(4)摂政の行う国事行為

摂政は、天皇の名で国事行為を行うため、天皇が行ったのと同じ法的効果を持っています。
ですから、摂政の行う国事行為についても、当然、憲法3条が適用され、内閣の助言と承認が必要です。

なお、摂政は、天皇の国事行為を代行するのみで、象徴としての性格は認められません。ですから、天皇の公的行為を摂政が行うことはできないとされます。

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