憲法、憲法判例、憲法学習法

行政書士憲法分析

行政書士試験憲法の全般的な出題傾向

ここでは、平成9年から平成27年の行政書士試験での
憲法問題の出題傾向を分析をしています。

なお、分野や出題形式について、厳密には分類が
難しいものもあります。数字は目安とお考えください。

1 年度別出題

まずは、年度別の出題一覧をご覧ください。

なお、表は、形式の変化に合わせて分けてあります。

平成9年から平成11年は択一式問題が6問出題、
平成12年から平成17年は択一式問題5問と記述穴埋めが1問
平成18年から平成27年は択一式5問と多肢選択問題1問です。

平成9年から17年*

平成18年から27年

2 分野別出題と出題形式について

大きく出題傾向を見てみましょう。

総論・統治と人権の出題割合

年度総論・統治人権総合問題
H9420
H10510
H11510
H12222
H13231
H14411
H15231
H16240
H17312
H18231
H19330
H20330
H21330
H22330
H23150
H24330
H25240
H26330
H27240

平成11年までは統治の比率が高かったのですが、その後、多少の変動はあるものの、どちらかといえば人権が多い傾向です。

出題形式別にみると

まず、平成9年から平成11年は、

判例知識条文
H933
H1015
H1115

みごとに判例知識と条文問題ばかりです。
人権の判例を覚え、統治条文を覚えれば良かった時代ですね。

平成12年から平成17年には、6問中1問は記述穴埋めでしたので、それ以外を見てみましょう。

判例知識理論判決文読解条文
H121202
H131202
H142102
H152102
H162111
H170014

理論問題(または国語問題)が増えてきます。平成16年には判決文を読ませる問題が登場します。翌平成17年には条文問題が増えたのは、反動なのでしょうか。このあたり、試行錯誤という感じがあります。

そして、平成18年から平成27年になると、やや安定してきます。

判例知識理論判決文条文
H182112
H192220
H201311
H212121
H222211
H232220
H241122
H252121
H262211
H272121

平成18年から平成27年の10年間の合計で見てみると

判例知識理論判決文条文
H18-2718161610
割合30.0%26.7%26.7%16.7%

最近5年、平成23年から平成27年の合計で見てみると、

判例知識理論判決文条文
H23-279795
割合30.0%23.3%30.0%16.7%

以上のように、判例知識問題と、判決文読解の形式が比重が高く、
それについで、理論問題(または国語問題)、そして、条文問題となっています。

3 まとめ

かつて、行政書士試験の憲法といえば、人権の判例の結論を覚え、統治の条文を覚えればよい、と言われていました。しかし、それは、15年以上前の話です。

現在では、判例知識と判決文読解が一番比率が高くなっています。

この分析には直接は表されていませんが、個々の問題を見ると、判決文の読解問題は長くなる傾向があり、また、判例知識問題も、ただ結論を覚えているだけではなく、判決の枠組みを理解していることが必要な問題が増えてきています。

一方、理論問題・国語問題も安定して出題されています。

これは、現場思考で乗り切れるものがほとんどですが、時間的に限られた本試験において、まったく何もないところで考えるとすると苦戦せざるをえないでしょう。とはいうものの、高度な理論を知る必要があるわけではまったくなく、基本的な事項を噛み砕いて深く理解しているかどうか、で差がついてくると思われます。

また、統治分野といえば条文問題と相場が決まっていたのですが、この分野においても判例問題や理論問題が重視される傾向があります。とはいうものの、統治分野の条文問題も、毎年コンスタントに1題出題される傾向にあります。(過去10年中8年、また直近5年中4年)もっとも、周期だけで考えると、そろそろ条文問題が2題でるか、あるいは全く出ない、という可能性もあります。(あくまでも、周期で考えた場合です。)

条文の暗記だけで安定した点を狙うのは難しいでしょうが、いずれにせよ、条文は基本ですので、しっかり勉強する必要があります。

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