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行政書士試験憲法出題論点分析

行政書士試験憲法 出題分野と論点

行政試験の憲法において、どのような分野や論点が出題されたかまとめました。データを軽くするためにjpeg化しており、少し見にくくて申し訳ありませんが、平成9年度から出題された論点の一覧を表にしましたのでご覧ください。

なお、ここでは論点という言葉をそれほど厳密ではなく、出題ポイントくらいの意味で使っています。これらは、設問単位ではなく、出題された選択肢の中に含まれているポイントをすべて抽出したものです。つまり、行政書士試験の憲法で問われた全知識、です。

憲法総論・統治総論

人権分野1

人権分野2

統治機構

ざっくりながめてみると、数年単位で出題される分野と、ほぼ毎年のように出題される分野、そして、ほとんど出題されない分野というものもあることがわかります。

ちなみに、表には出てきていませんが、経済的自由の領域では、実は職業選択の自由(営業の自由も含む)ばかりが出題されており、財産権は出題されていません。

人権に関する理論的な出題は、かなり頻繁に出題されると考えてよいでしょう。また、近年増加傾向にあるのが平等原則です。近年の最高裁判決の変化傾向を考えれば、この分野はまだまだ出題されるでしょうから、高得点を狙う方は、判例も少し詳しく検討しておくとよいでしょう。

逆に、少し間が空いたのが、信教の自由でしょうか。目的効果基準の使用範囲について考えさせる問題などは、来年はねらい目かもしれません。

安定して出題されている表現の自由ですが、そろそろ政治的自由が出題されるかもしれません。特に、猿払事件の基準が近年どのように変化しつつあるかは、要注意です。

経済的自由は、先ほども言ったように財産権が出題されていません。このことの意味はわかりませんが、財産権での判例の審査基準を職業選択の自由の場合と比較する問題などは、オーソドックスですが、ちょうど歯ごたえのある問題が作れそうです。

国務請求権の国賠訴訟関係も気になります。特に選挙制度と投票価値の平等とを絡めると面白い問題が作れそうです。

さて、個人的に気になっているのは、27年も出題された財政です。財政で二年連続というのは過去に例がないので、普通だったら出ないと判断するのですが、平成27年度の意味ありげな出題が気になって仕方ありません。予備費の承諾や決算の承認の法的意義について、出題者が何かを考えているかもしれません。

いずれにせよ、統治に関して、単なる条文問題ではなく、理論的な問題も出題されるようになっています。統治の理論というのは、常に、法の支配であるとか、権力分立ですとか、あるいは民主主義というような、大きな概念から論じられるものです。出題にあたっては、当然、それらの基本概念の考え方の違いが関係してきますので、これらの概念については理解を深めておくとよいと思います。

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